旧暦1/17~19:神祭(じんさい)
●八幡祭り(弓射ち神事)
「八幡」は島の守護神「八幡神社」。島民の間では「神祭(じんさい)」と呼ぶ。
毎年旧暦1月17~19日に行われる大漁祈願祭で、18日の弓射ち神事ではお的衆(おまとしゅう)と呼ばれる7人で構成された男たちによって運ばれた炭に向かって島民が飛び込み取り合う迫力と緊張感あるお祭りです。
【一瞬のお的を見逃さずべからず】
この祭りのメインとなるお的を見ずして神祭は語れません。お的がいつ来るのかをじれったく待ち、「来たっ!」と思うと一瞬のうちに炭を落として、人だかりができ炭を奪い合ったかと思うと、あっという間にお的が去っていきます。その間わずか3分程度。
ポイントはお的が来るタイミングを見逃さないことです。
1...お的がやって来るまでは、お的が通る道に沿って石垣の両側では、島の若者が「ヴォー!ヴォヴォヴォヴォー!(魚よ来い来い来い)」と大声で叫ぶのに合わせて押し合いへし合いで大暴れしています。
2...最初にやって来るのは、弓を射る舞台へ向かって列をなす七人使い(しちにんづかい)。弓矢を持ち、大鏡餅を持っていそいそと舞台へ走っていきます。七人使いが現れると、いよいよお的が来るということで「ヴォー!ヴォヴォヴォヴォー!」も最高潮に。
一旦舞台の幕が閉じて、再び幕が開くと、七人使いによる弓射きが始まります。矢がねらうのはお的。実際に矢が放たれることはありませんが、ちょうど弓を放ったときに矢がお的にあたるようなタイミングでお的が炭を運んでくるのです。
3...一人目のお的が先に走ってきて十分に清めの潮をふります。
4...その後、6人のお的がすごい勢いで走ってきて炭を落とします。(これは矢がお的にあたったことを意味します。)

と、同時に石垣の上の人だかりが一斉にその炭に向かって飛び込みます。
5...炭を奪い終えた人たちに称えられ、お的も走り去っていきます。
6...舞台で獅子舞が始まります。
【昔ながらの演芸も楽しむべし】
弓射ち神事の前後は演芸会、地元有志の芸居、歌、踊り、寸劇などを3日間通して町内公民館舞台で行います。(自由観覧)
田舎町、漁師町ならではの雰囲気が味わえ今や都会では見られない芸居や寸劇は必見!時代の逆流を感じてみるのもおすすめですよ。



